銀座「オステリア ダ アダ」は大人の駄菓子屋|数寄屋橋の激安イタリアン立ち飲みバルを実飲レポ

銀座、数寄屋橋交差点のすぐそば。何の変哲もないビルの4階でエレベーターの扉が開いた瞬間、そこはもうイタリアでした。ワイワイガヤガヤ、大声で乾杯する声、威勢よく料理を取り分ける店員さん。ハウスワインは330円、おつまみも300円台という「大人の駄菓子屋」状態に、正直グラス片手に二度見してしまいました。今回はアラフィフのおじさんが一人では気後れして入れなかった、銀座の立ち飲みイタリアンバル「オステリア ダ アダ」の魅力を、仲間と一緒に体当たりでレポートします。

オステリア ダ アダ銀座店の立ち飲みエリアで賑わう店内の様子
エレベーターの扉が開いた瞬間、この熱気。ここ、本当に銀座です。

数寄屋橋のグルメビル4階に潜む、知る人ぞ知る穴場

銀座で立ち飲みといえばコリドー街を思い浮かべる人が多いと思いますが、「オステリア ダ アダ」があるのは数寄屋橋交差点のすぐそば、TaylorMade GINZAが1階に入るビルの4階。エレベーターで上がった先に、まさかの本格イタリアンバルが待ち構えています。看板も控えめで、知らなければ絶対に気づかないタイプの隠れ家。だからこそ「知る人ぞ知る」感が強く、常連らしき人たちの熱気に最初は圧倒されるはずです。

オステリア ダ アダが入居する銀座のビルの外観、夜のライトアップ
数寄屋橋交差点そばに建つビル。1階はゴルフブランドのショップという意外性も。
豆知識
このビルのフロアガイドを見ると、5階「米沢牛 上杉」、6階「焼鳥 希鳥/おか崎」、8・9階「銀座 山科」「焼肉 雪月花」など、銀座でも指折りの人気店がずらり。いわば”グルメビル”の4階に、まさかの激安立ち飲みバルが同居しているという、なんとも贅沢な構成になっています。
ビルの窓に光る「da Ada」のネオンサイン
夜になるとガラス越しに浮かび上がる「da Ada」のロゴ。これが目印です。

運営は老舗イタリアン集団、実力派の系列店ぞろい

この価格でこのクオリティ、一体どんなお店が運営しているのか気になったので調べてみると、運営元は1985年創業の株式会社ミキインターナショナル。都内を中心にイタリア料理店を専門に展開してきた、いわば老舗のイタリアン集団でした。系列には「PAPPAGALLO」「La voglia matta」「GHIOTTONE」「Antichi Sapori」「IL BACARO」「Superbacco」など計7店舗が名を連ねており、どの店も本格イタリアンとして名前が知られています。長年イタリア料理一筋でやってきたお店だからこそ、立ち飲みという業態でも味に妥協がないのだと納得しました。

食べログの評価は3.60、口コミ数はなんと970件超え(2026年時点)と、銀座のイタリアンとしては異例の口コミ数を誇ります。SNSやグルメブログでも「銀座なのに信じられない価格」「ハイコスパすぎる」と度々話題になっており、知る人ぞ知るどころか、すでに多くの”通”に見つかってしまっているお店というのが実情のようです。

ハウスワイン330円から!大人の駄菓子屋みたいな価格設定

とにかく驚くのが価格。壁のチョークボードにずらりと並ぶワインリストを覗いてみると、ハウスワインの白・赤が330円から。追加料金を払えばイタリア直輸入ワインも550円から楽しめてしまいます。もちろんグラスワインの種類も豊富で、ピノ・グリージョやプリミティーヴォ、ヴィーノ・ノービレといった本格イタリアワインも手頃な価格でグラス提供。お会計を気にせず何杯でもおかわりしたくなる、まさに「大人の駄菓子屋」と呼びたくなる価格設定です。

チョークボードに書かれたワインリストと価格
ハウスワインは330円から。イタリアワインがずらりと並ぶチョークボードは眺めているだけでも楽しい。

料理も負けていません。カウンターにずらりと並ぶ惣菜は300円台が中心。エビのアヒージョ、蒸しホタルイカ、いかなごのオイル漬けなど、お酒が進む本格的なおつまみが所狭しと並んでいて、正直どれを頼んでもハズレがありません。

カウンターに並ぶ豆や魚介、揚げ物などの惣菜メニュー
グリーンピースにアヒージョ、揚げ物まで。カウンターは眺めているだけでお腹が空いてきます。
ショーケースに並ぶ野菜や魚介の前菜メニューと値札
ひとつひとつに値札が付いているので、指差しで気になるものを選べます。

初めてでも安心!独特なオーダーシステムと安心のルール

このお店、普通のレストランとは注文の流れが少し違います。壁に貼られた「トリセツ」を要約すると、まず空いている立ち飲みスペースを確保し、カウンターで番号札を受け取り、ドリンクを注文。あとはカウンターから自分の番号が呼ばれたら、好きな料理を選んで注文するというシステムです。番号札はお会計でも使うので、なくさないように要注意。手のひらサイズの丸いプレートに「osteria da Ada」の文字が入っていて、これを握りしめて店内を練り歩くのも、なんだか旅行気分で楽しいものです。

手のひらに乗せた「osteria da Ada」と書かれた番号札
この番号札がオーダーとお会計のカギ。紛失注意です。
店内の壁に貼られた注文方法を説明する張り紙「トリセツ」
壁に貼られた「トリセツ」。席の確保→番号札→ドリンク注文→料理注文の流れが図解されています。

そしてもうひとつ感心したのが、店内に貼られたルールの張り紙。「他のお客様からの声かけ等で気分を害されたと感じたら、すぐスタッフへ。お客様からのクレームを受けた場合、その場で退店とさせて頂きます」という、いわゆる”ナンパ・迷惑行為の一発退店ルール”がはっきり明記されていました。立ち飲みでワイワイ盛り上がる空間だからこそ、こうした線引きがしっかりしているのは安心材料です。女性グループでも一人飲みでも、心置きなく楽しめる理由がよくわかります。

「他のお客様からの声かけ等で気分を害された場合はスタッフへ」と書かれた張り紙
迷惑行為には即退店。この徹底ぶりが、誰もが安心して楽しめる空気を作っています。

いざ実食!海鮮盛りからパスタまで本格イタリアンの実力

カウンターでいくつか惣菜を選んだ後に出来上がったのは、この盛り合わせ。ホタテパン粉焼き(390円)、夏ホクホクのカボチャ(250円)、はまぐり(360円)、桜エビソテー(360円)、夏茄子(300円)まで一皿にぎゅっと詰まった贅沢な内容が激安価格!二度見してしまうクオリティでした。

帆立のパン粉焼きやはまぐりが盛られたプレート
帆立のパン粉焼きに、はまぐり。銀座価格とは思えないボリュームです。

大人数で行くなら、シメに頼みたいのがパスタとリゾット。壁のホワイトボードに手書きされたメニューを見ると、あさりのスパゲッティが1,800円、鯖のスパゲッティ レモン風味が2,400円、手長エビのトマトソース リングイネが3,000円など、本格的な一皿がずらり。えんどう豆のリゾットや魚介とカルチョーフィのリゾットなど、季節感のある一皿もそろっていて、みんなでシェアしながらワイワイ楽しむのにぴったりです。

ホワイトボードに手書きされたパスタとリゾットのメニューと価格
あさりのスパゲッティは1,800円。手打ちの自家製パスタもラインナップしています。

チーズとドルチェも見逃せません。本日のチーズはパルミジャーノ・レッジャーノやゴルゴンゾーラが各360円、ドルチェはズグロッピーノやセミフレッド、ティラミス、アフォガートなどが各600円とこちらも良心的な価格。飲んだ後の締めに、ちょっと甘いものを追加できるのも嬉しいポイントです。

本日のチーズとドルチェのメニューが書かれた黒板
チーズもドルチェも各300〜600円台。飲みの締めにもう一品、が叶います。

普段はビールとワインで済ませがちな私ですが、せっかくなので少し贅沢に「フランチャコルタ サテン」もグラスでオーダー。イタリアの上質なスパークリングをグラス1,200円で楽しめるあたりも、このお店の懐の深さを感じます。

イタリアのスパークリングワイン「MURATORI FRANCIACORTA」のボトルと手書きの価格カード
「イタリアの奇跡」と手書きされたフランチャコルタ サテン。グラス1,200円で本格スパークリングを。

カウンターの奥では、スタッフの方が次々と料理を仕込みながら手際よく提供していく様子も見られ、まさに本場のバルそのものの臨場感。番号を呼ばれるたびにカウンターへ向かい、好きな一皿を指差しで選ぶ時間も、この店ならではの楽しい儀式です。

惣菜がずらりと並ぶカウンターとスタッフが料理を提供する様子
威勢よく料理を提供するスタッフの方々。カウンター越しのやり取りも楽しい時間です。

店舗情報とアクセス

店名osteria da Ada(オステリア ダ アダ)銀座店
住所東京都中央区銀座6-4-3 GEMS銀座 4F
アクセス東京メトロ銀座駅C2出口から徒歩1分/日比谷駅A2出口から徒歩3分/JR有楽町駅から徒歩5分。数寄屋橋交差点のすぐそば
営業時間ランチ 11:30〜15:30(L.O.14:30、立ち飲みエリアのみ)/ディナー 17:30〜23:00(L.O.21:30、カウンター前菜L.O.22:00)
定休日不定休(ビルの休館日に準ずる)
電話番号03-6280-6267
予約公式サイトのWEBフォームより受付(立ち飲みエリアは基本的に先着順)

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ビルのフロアガイド、4階に「osteria da Ada」の表示
4階が目的地。エレベーター横のフロアガイドで確認を。
夜の銀座数寄屋橋交差点付近の街並み
数寄屋橋交差点周辺。銀座駅からも有楽町駅からも歩いていける好立地です。

まとめ ― 勇気を出して乗ったエレベーターの先に、本物のイタリアがありました

コリドー街の喧騒とはひと味違う、数寄屋橋のビルの4階にひっそりと存在する「オステリア ダ アダ」。エレベーターを降りた瞬間の熱気、330円から楽しめるワイン、300円台からのおつまみ、そして本格的なパスタやリゾットまで、値段と質のギャップに驚かされっぱなしの時間でした。番号札を使った独特のオーダーシステムも、慣れてしまえばむしろ楽しいエンタメの一部。銀座で立ち飲み、銀座でイタリアンバルを探しているなら、まず候補に入れておいて損はないお店です。サク飲みにも、0次会にも、シメの一杯にも使える懐の深さ、ぜひ一度体感してみてください。

なお、当ブログでは他にも銀座エリアのコスパ抜群グルメを紹介しています。デパ地下の掘り出し物をお探しならこちらの記事もぜひあわせてご覧ください。
銀座デパ地下で本マグロ解体ショー!「山助」の格安トロに驚愕|松屋銀座B2の穴場鮮魚店を実食レポ

混雑必至の人気店です。ディナータイムは公式サイトから事前予約もお忘れなく。

公式サイトを見る

参考・出典:
osteria da Ada 公式サイト
株式会社ミキインターナショナル 公式サイト
osteria da Ada(食べログ)
osteria da Ada(ホットペッパーグルメ)
・店内掲示のメニュー・張り紙資料(取材時撮影)
※価格・営業時間・メニュー内容は取材時点の情報です。ご来店前に最新情報をご確認ください。

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